miho’s blog

ラフにラブの備忘録

2020年夏、きょもちゃんがリアコだと気付いた。

 

 

リアコってなんぞや???

 

アンチジャニーズだった私の、意味が分からなかった言葉No. 1。この界隈にきて初めて聞いた言葉だ。

 

weblioさんによれば、リア恋枠(リアコ)とは、

アイドルのうち、もっぱら憧れや羨望の対象としてのみ捉えるのではなく、実際に交際したいという思いを募らせてしまうような現実的な恋の対象として捉えられるアイドルを指す言い方。

 

 

元々オタク気質なので分からなければすぐ調べる癖があり、もちろんすぐ調べた。

ほほぅ、アイドル界隈ならではだなと。

まだまだ知らない世界が沢山あるなぁと面白がっていた当時。

 

 

SixTONESにハマってからというもの、私にはリアコ感情が湧くメンバーがいなかった。まぁ、むりに決めるものでもないのだが。

 

今になって分かったが、私はアイドルをアイドルとしてしか見ることができないタイプ。ハイタッチ会のような、同じ地上、目線にいることが申し訳ないとか思ってしまう人間だ。ステージ上でキラキラしているのを遠くから眺めるのが1番の至高。

 

それでもリアコは居たら居たで楽しいだろうと思い、いろいろと妄想してみたりする。(みんなもやるよね?)

ところがSixTONESメンバーでその感情が抜きん出る人がおらず、しばらく私の中では、壮絶なリアコ枠決定戦が繰り広げられていた。

 

 

その中で、きょもちゃんは1番リアコから遠いメンバーだと思っていた。

これは褒め言葉として受け取ってほしいのだが、その見た目から、完全に異世界の存在で地球に辿り着いた堕天使なのでは?と思っていた。

リアコとして考えるにはどうも無理がありすぎる。

もし万が一天変地異でも起こって、この現世できょもちゃんと付き合って結婚することになったとして、そしたら京様夫妻にご挨拶に行くことになったりするわけで…やっぱり天変地異が起きても全然現実的じゃない。(被害妄想がすぎる)

 

 

そんな状態が少しずつ変わったのは、個人ブログ開設によるところが大きかった。

 

各々自分らしさを表現しているデザインは素敵だし、更新したいときに自分の思うままにブログをアップしてくれる、ファンにとっては堪らないコンテンツ。わりと他ジャニーズや芸能人、作品名等が制限なく書かれている印象で、それがまたリアルを感じさせる。

ブログが開設されてはや4カ月が経ち、更新頻度や内容に個性が爆発している。読んでいてとても楽しい。SixTONESブログ開設、誠にありがとう。

 

推しの北斗くんのブログは、保存こそしていないけれど(大後悔中)、常に人生の励みとなっていてバイブル。たぶん北斗くんは永遠に推しでリアコになることはない。

 

他の5人は彼氏からの連絡を待つ感覚で更新を待っている。完全にリアコ感覚。

 

樹ちゃんのセクシーショットにやられたり、ジェシーの水分摂りなよ攻撃を受けながらも、じわじわと私のリアコ枠決定戦を勝ち上がっている人がいた。

 

 

それがきょもちゃんだった。

 

 

自分でもあまり認めたくなかった。

そしてびっくりした。いやぁ、まさかね…と。

 

ブログを通して、今まで知らなかったきょもちゃんを知れたということが1番嬉しく、この人はどういう思考回路なのだろうととても興味が湧いた。好きな音楽や作品が一緒だと尚嬉しかった。言葉の言い回しやふざけ具合、たまに真面目になるところが、とても心地良いなと思った。

そして同い年。そこもまた親近感があり刺激的でもある。

 

そして気付いた。

 

あれ?この好きになり方って現実で人を好きになる時と一緒じゃない?

 

そう思い始めてから一層、ブログ更新時はドキドキするのだ。

 

 

 

たぶんキーワードは音楽。

 

5月は毎日更新をしてくれていて、きょもきょもワールド全開な感じで潔いなと思っていた。

私もきょもちゃんに負けないくらい厨二病の自覚があるので、この世界観はすんなり受け入れられた。なりふり構わず好きなことを好きなだけ語ってしまうのがオタクであり厨二病気質だろうから。

 

後々、きょもちゃんは妄想ライブプレイリストやその日聴いた(聴く)音楽をたくさん紹介してくれた。

私は元々邦ロック・バンドが好きだったので、きょもちゃんが紹介している曲は大体知っていた。同時代を生きているんだなぁと感激。

同じ25年の月日の中で、その濃さは圧倒的にきょもちゃんの方が強いけれど、少しでも同じところを通っていたと思うととても嬉しい。

 

音楽は不思議なもので、思い出が上書きされたり聴く状況によって全く違う意味を持ったりする。聴くだけで何かを思い出したり違う世界に連れて行ってくれる。

 

状況は違えど、同じ曲に想いを馳せていたんだと考え始めたら、それはもう恋じゃないだろうか。

一緒に同じ曲を聴きたいと思ったら、それはもう恋なんだと思う。

 

 

今、点描の唄を聴きながらこれを書いている。

この曲に上書きされた思い出はきょもちゃんのあれこれだ。

完全にやられてしまった。

 

 

 

今になって思えば、SixTONESを好きになったのは納得がいくというか、自分でもそうだよなと思うことがある。

ジャニーズという縁遠いと思っていたところに、好きな音楽や映画、本といったバックグラウンド的な面で趣味が合う人がいたということ。

SixTONESでは主にきょもちゃんと北斗くんがそれで、好きになったのは必然、なんて思っちゃったりする。

出逢えて良かったなぁ。ありがとう。

 

 

 

そんなこんなで現時点でのリアコはきょもちゃんである。

おそらくリアコがきょもちゃんというファンは絶滅危惧種並みの人数しかいない気がする。

分かり合える方がいたら非常に嬉しい。

 

 

きょもちゃんがアイドルでよかった。バンドマンとかだったらもっと拗らせていただろうと心底思う。

こんな一方的な片思いを発信できるのもきょもちゃんがアイドルだからであって。

きょもちゃんには軽く塵のように流すか潰すかしてほしい。

 

 

今日も明日も、超絶アイドルきょもちゃんを、こっそりちょっぴり現実味のある感情を混じえて応援したい。

 

 

それでも変わらずいつも願うことは、

きょもちゃん、そしてSixTONESが幸せでありますように。

 

ただそれだけ。